暁 〜小説投稿サイト〜
さすがお兄様な個性を持っていたけどキモい仮面のチートボスにやられた話
プロローグ
[3/7]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
ギュラーなことが起きたのだろうか。ついでに、俺はイレギュラー続きで会話を聞いて情報収集に努めている。

「普通、4歳児までに両親のどちらかの個性、もしくは、両方の個性に近いものが発現するのですが達也君の場合は違う。旦那さんとも奥さんとも個性が似ていない個性。聞くからに物体に何らかの変化をもたらすタイプのものが発現した」

「じ、じゃあ、もしかして達也は・・・・・?」

そうだ。この医者の話が本当だとすれば俺はこの家族の本当の息子じゃないことになる。『個性』というものが遺伝するのであれば俺の力『分解』と『再成』は親からの遺伝ということになる。

「ご安心ください。申し訳ありませんが、前に奥さんと旦那さんがうちで採血したものが残っていまして、個性を特定するためにDNAを調べさせていただきました所、間違いなく達也君はあなた方のお子さんです」

「突然変異の個性を発現させたか、もしくは、旦那さんか奥さんの家に似ている個性の持ち主の方が過去にいて先祖返りをした可能性があります。どちらにしても、個性自体いまだにわからないことか多い突然変異の産物ですから深刻に考えないで下さい。」

診察が終わり、帰宅中に母は俺に対して泣きながら謝ってきた。きっと俺と同じように血のつながりを疑ったのだろう。感情をあまり表さないことや個性が似ていないことなど不気味な息子だ。
仕方のないことだ。俺は心配させてしまったことを謝り、気にしてないことも伝えた。
俺のために涙を流している母に対して申し訳ないと思った。
その後、家に帰ってきた父に『個性』のことを打ち明けた。父は『個性』が発現したことに喜んでいた。似ていないことは気にしていないらしい。母の話では父は火を噴く『個性』を、母は物を引き寄せる『個性』の持ち主らしい。俺自身、二人が能力を使うのを見たことがなかった。

いや、多分、周りを気にせず『さすおに』めざして猪突猛進していたからだろうか。
まぁ、テレビで頻繁にド派手なアクション映画の戦闘シーンがニュースで紹介されていたがあれは映画じゃなくて『個性』によるものだったのだろう。


しかし、『個性』、『ヒーロー』・・・・・どこかで聞いたような気がする。



それから少し経った後、俺が5歳の頃だ。

新しく家族が増えると両親から聞いた。


ついに、・・・・・ついにこの時が・・・・・・!!

『さすおに』のために必要な存在、そう、『妹』の存在だ。
司波深雪は同年齢の妹だったが、生まれ変わってすでに5年の月日がたち兄妹がいない時点で同年齢は諦めていた。
しかし、ついに俺を兄と呼ぶ家族は誕生する。
これで最低条件は満たされた。後は、『さすおに』のために自分を磨き続けるのみ!

最高に、「ハイ!」ってやつだああああああははははは
[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ