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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga3-Bアインハルトの苦悩〜Slight advance〜
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間合いを取る。

「で、どうだろう? 何度も言われているだろうけど、君は独りじゃないんだ。友達がたくさんいる。頼ったっていいんだ」

ルシルさんの優しい表情にオーディンさんの姿が重なり、思わず私は素直に「はい」と頷いてしまっていた。するとルシルさんはホッとして、「よかった」と微笑みました。

「じゃあ、こほん。こちらルシリオン。アインハルトと話がついた。全力で始めよう」

『『『『『了解!』』』』』

「え・・・?」

ルシルさんの周囲に一斉に展開されたモニターに映るはやてさん達がそう応じた直後、至る所から魔力爆発が起きた。空を流れるのは射撃に砲撃。それは青組が本格的に私たちを撃破するために動き出したことを示すものでした。

「さぁ、行くぞ、アインハルト!!」

――ソニックムーブ――

「っ! 消え・・・!」

ザっと背後より砂利を踏む音がして、私は振り返る動作を切り捨て前方に跳ぶことを選択。距離を開けたところで振り向けば、そこにはルシルさんの姿があった。

――蠢け孤高の大地(ノーム)――

私とルシルさんの間の地面が爆ぜ、無数の石礫と石柱が私に向かってきた。旋衝破では投げ返せないサイズの石礫。石柱も多すぎて迎撃は困難。ここは逃げの一手。攻撃範囲から逃れ、ルシルさんの姿を確認するために周囲を見回す。

――風神よ苛烈に奔れ(エクスクロン)――

「な・・・!?」

それは突然でした。私の目の前に何かが飛来して地面に激突し、その衝撃波で私は「くぁ・・・あうう!」その場に踏ん張り切れずに吹き飛ばされてしまう。地面をゴロゴロと転がる中で、ルシルさんを視認。その周囲には8発の魔力球が展開されていた。

輝き流れる閃星(サピタル)

その言葉を合図に私に向かって発射された魔力弾。急いで立ち上がって構えを取り、迫る魔力弾1発1発を注視。そして、手を伸ばせば届くほどの距離に入ったところで、魔力弾を反射でもなく吸収放射でもない、受け止めて投げ返す覇王流・「旋衝破!」で触れようとしたその時・・・。

「ジャッジメント」

ルシルさんのその号令と共に魔力弾が一斉に爆発。その衝撃に私は声にもならない悲鳴を上げ、魔力爆発による閃光に視界を潰されてしまう。余程のダメージを受けてしまったようで、全身が重くて立っているがやっとです。

「大人げなくてごめんな」

濛々と立ち込める砂塵の中から謝罪の声がしたと同時、首の後ろにトンっと衝撃が入り、私の意識はそこで途絶えました。

†††Sideアインハルト⇒ヴィヴィオ†††

「はぅ〜〜〜」

青組八神家の人たちと赤組チームナカジマwithルールーとリヴィの練習会は、赤組全滅で終了。そして青組からは撃墜者は出なかった。わたしはアイリを
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