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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第73話
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リィン達が先に進むごとに、艦内で作業や会話等をしていたメンフィル軍の軍人達はリィンとレンが自分達の近くを通るとそれぞれ敬礼をしていた。

〜レヴォリューション・艦内〜

「軍人達と遭う度に、みんなリィンとレン皇女殿下に敬礼しているな……」
「そりゃそうだよ……メンフィル帝国の皇族のレン皇女殿下は当然として、リィンの軍位は”少将”なんだから。エレボニアだと、正規軍の師団長を任せられてもおかしくない地位だと思うよ。」
困惑の表情で呟いたガイウスの言葉にエリオットは複雑そうな表情でリィンの背中を見つめながら答え
「……オリヴァルト殿下が懸念されていた通り、リィンはエリゼのようにメンフィル軍で元々備わっていた”実力”を今回の戦争で示したからこそ、メンフィル軍や皇族の方々の信頼を勝ち取り、あの若さで”少将”という軍の中でも上層部クラスに入る地位へと大出世したようだな。」
「それは…………」
「…………………」
重々しい様子を纏って呟いたユーシスの推測を聞いたラウラは複雑そうな表情で答えを濁し、マキアスは複雑そうな表情で黙ってリィンの背中を見つめた。
「ハッ、年上の軍人共が年下――――――それも10代の若僧相手にペコペコする必要があるとか、内心連中は”灰色の騎士”サマの飛躍的な出世を妬んでいるんじゃねぇのか?」
「ア、アッシュ君。」
嘲笑したアッシュの指摘を聞いたトワは冷や汗をかき
「うふふ、何度も言っているようにメンフィルは”実力主義”だから、若い世代の人達がトップクラスの地位に就いているなんてわりとよくある事だから、他国はともかく、メンフィル帝国に仕えている人達はそんな”些細な事”は気にしないわよ。実際、軍だと将軍クラスはセシリアお姉さんのような若い世代の人達が軍のトップクラスの地位に就いている事もあるし、使用人だと使用人としての最高の地位の一つである専属侍女長を務めているエリゼお姉さんやプリネお姉さまの親衛隊長も兼任しているツーヤという”実例”もあるもの。」
「”貴族が尊い存在である考え方”―――”血統主義”に染まっている今のエレボニアとはまさに正反対の道を進んでいることもまた、メンフィルの強さの一端かもしれぬの……」
「そうね…………”血統主義”のエレボニアだと実力はあっても、その実力によって自分達の地位を奪われる事を危惧した貴族達がその実力者を何らかの手段で、その実力に見合った地位に就けないようにしたりするような事はあったでしょうね……」
「やれやれ…………そういう意味では、前カイエン公と違って”平民”を蔑むような事や嫉妬で人を貶めるような心の狭い事はしないミュゼ君がカイエン公爵になる事は、今回の戦争が終わった後のエレボニアにとっての”救い”になりそうだね。」
アッシュの指摘に対するレンの答えを聞いたローゼリアとセリーヌ
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