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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う
よく分からない
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 調査対象は“睡眠”の魔法。
 そう意識しながら俺は“特殊能力(チート)”を使う。
 まず大まかに現在の状態で、“睡眠”の魔法があるのかを確認する。

 そこで俺はルーシーに服を引っ張られた。

「ユウスケ、私も結果が見たい」
「……現在の状況を共有した方がいいか? そうだよな、大量のデータが出てくるわけだしそれを見て、見落としがないか確認してもらうのもありか。何しろ、数日前になるわけだから……表示情報の設定は、こちらで決めてしまっても構わないか?」

 そうルーシー以外にもそう伝えると、エリカだけでなく、メサイヤやキャサリンも困ったように顔を見合わせて、そこでエリカが、

「言っていることが私達にはよく分からないわ。データって……」
「ルーシー、この世界で……そういえばゲームみたいなものって何かないのか?」

 この世界にあるもので説明した方が分かりやすいだろうと思って聞くとルーシーが、

「たぶんギルドのシステムが一番近いかな?」
「そうなのか。というわけでギルドっぽいシステムで表示するから、よろしく」

 そう俺が伝えると、なぜか全員が全員沈黙した。
 どうしたのだろうと俺が思っているとエリカが頭痛がしたように頭を押さえてため息をついてから、

「ギルドの職員は、あのギルドシステムを使いこなせるような、専門職なの」
「そうなのか。あれ?」
「そう、いわばそういった特殊な魔法のプロであって、その測定情報関連の見方も独特であったりするらしいの」
「そうなのか〜、でも、見ると何かに気づいたりするかもしれないからお願いしてもいいか?」
「……私達で役に立てるなら」

 といった話になり俺は、とりあえずは表示をさせることにした。
 意識した瞬間、緑色の透明な光の板がいくつも浮かぶ。
 少し時などは大きめの表示を意識、出来るだけグラフなどで表現するよう心掛ける。

 周囲に散らばる魔力量、傾向、魔法の“残存”傾向……。
 比較対象として、近くの大通りの傾向を一部回収……。
 それでこんな感じかと並べてみる。

 まずは現時点の状況だが……全員の体で路地から見えないように板の設定はしている。
 だから位置的にはバレず、確認が取れるはずだが、と俺が思っていると、メサイヤがまず一言。

「俺はさっぱりわからん」
「……兄さん……でもやっぱり私はよく分からないわ」

 メサイヤとエリカが分からないと答えつつも、メサイヤは諦めて周りを見回しているがエリカはくじけていないようだ。
 そしてキャサリンとルーシーも。

「……よく分からない」
「……私も」

 と言っている。
 とりあえずは見ていてもらおうと思って解析を進めているとキャサリンが、

「これ、おそらくは道を歩いてい
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