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麗しのヴァンパイア
第二百二十六話

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              第二百二十六話  姉に聞くと
 姉の葵が帰ってきた、その頃赤音はもう学校の宿題を終えていて塾の宿題もしたがそちらも丁度終わった。
 それでいいタイミングだと内心思いながらだった。姉が自分の部屋に入って着替えた頃を見計らってだった。
 姉の部屋の前に使い魔達をそれぞれの肩においたうえで扉をノックするとどうぞと言われてそうしてだった。
 部屋の中に入って姉にサングラスの話をすると。
 姉は妹にすぐに言った。
「ええ、光からね」
「目をなの」
「防ぐものよ」
「そんなに光って目に悪いの」
「あの、お日様の日直接見たらどう?」
 葵は自分の席から部屋のクッションに座った妹に尋ねた。
「そうなったら」
「結構眩しいわ」
「そうでしょ、その光がずっと目に入ったらね」
「目に悪いのね」
「紫外線が特にね」
「だからなの」
「そう、そしてね」
 葵は赤音にさらに話した。
「あんた魔法で光の魔法使うわね」
「一番得意よ」
「これからどんどん強い魔法使うでしょ」
「そうなっていくわ」
「だったら光の強さも上がっていくし」
「それでなの」
「そんな強い光目に入ったら」
 その時はというのだ。
「あまりにもね」
「目に悪いのね」
「視力に影響したりするししなくても眩しくて」 
 それでというのだ。
「一瞬でも見えなくなるから」
「その一瞬が危ないからなの」
「だからサングラスで目を防いだ方がいいの」
「そうなの」
「サングラスも必要なのよ」
「そういうことなのね」
「そう、だから実際にね」
 葵はさらに話した。
「あんた光魔法使う時はサングラスかけた方がいいわ」
「それじゃあ」
「あと夏とかね」
「お日様の光が強い時も」
「サングラスかけた方がいいわよ」
「自分の目を守る為に」
「その為にもね」
 葵は妹に冷静に話した、赤音も姉のその落ち着いた話し方に頷いた、こうしてようやくサングラスの重要性を認識したのだった。


第二百二十六話   完


                     2020・1・10
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