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とある星の力を使いし者
第4話
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「いや。あくまで噂だしあたしも知らないんだけど。
 あたし達の能力の強さ(レベル)を簡単に引き上げてくれる道具があるんだって、それが「幻想御手」(レベルアッパー)
 まぁネット上の都市伝説みたいなもんなんだけどさ。」

少し苦笑いを浮かべながら答える。
美琴はその事を聞いて短期間で急激に力をつけた能力者の犯行が増えていると言う白井の言葉を思い出す。

「幻想御手」(レベルアッパー)か・・・・・・まさかね。)

所詮は都市伝説だと割り切る。
そして彼女達が楽しく話をしている時に一人の眼鏡をかけた男の学生が横を通った。
その男は初春の風紀委員(ジャッジメント)のマークを見ると怪しく笑みを浮かべるのだった。
セブンスミストの中で三人は服を見て回りながら美琴の超電磁砲(レールガン)についてなど話しながら途中佐天が初春にひもパンを進めたりと楽しく店内を見て回る。
美琴はパジャマを見に来たと言いとりあえずパジャマのコーナーの所に行く。

「色々回ってるんだけどあんまいいのが置いてないのよね・・・・」

と呟きながらマネキンに着せてある花柄のパジャマを見る。
すると美琴はとても気に入ったのかぽか〜んと見とれている。

「ね、ね、コレかわ・・・・」

美琴は二人にこのパジャマを教えようとした時だった。

「アハハ、見てよ初春このパジャマ。
 こんな子供っぽいのいまどき着る人いないっしょ。」

「小学生の時くらいまではこういうの着てましたけどね。」

と二人はこのパジャマについて感想を述べる。
美琴もそれを聞いたのか中学生になってこれはないわ、と表面上興味のない振りをする。
二人が水着のコーナーを見て回るといい美琴から少し離れる。

(いいんだモン。
 どうせパジャマなんか他人に見せる訳じゃないし!!)

そう思いながらマネキンが着ていたパジャマと同じ物を取る。

(初春さん達はむこうにいるし一瞬、姿見で合わせてみるだけなら。)

こっそりと全身鏡に近づきさっとパジャマと合わせようとした時だった。

「お前、何やっているんだ。
 動きが怪しすぎるぞ。」

その全身鏡には呆れた顔をした麻生も一緒にうつっていた。
麻生が後ろにいる事に美琴は驚く。

「な、な、何であんたがこんな所にいんのよ!?」

「俺だってこんな所には来ないよ。
 けど事情が事情だ。」

頭をかきながら答えると同時に洋服を持ってきた小さな女の子がやってきた。
遡る事一時間前。
麻生がいつも通り寮に帰っていると後ろから制服のズボンを小さく引っ張られる。
誰かと思い振り向くとそこには小さな女の子が涙を浮かべながら立っていた。

「何だ?」

「あ、あのね・・・此処に行きたいのに迷子
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