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【加筆修正】幻想郷がソ連に蹂躙される話C
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ながら、妖怪と人は敵対しています。そのうえ、経済は資本主義という悪魔の思想のようです。存在自体が害悪の屑ですよ」

「私も妹様のご意見に賛成です。国力はわが偉大なるソ連が圧倒しております。ご命令とあらば、すみやかに解放できると考えます」


 フランドールと咲夜は、過激な意見を出した。
 それに対し、パチュリーは、「別に侵略する必要はないんじゃない?」と言って反論した。


「別に侵略しなくても、外交で片が付くわよ。力の差がありすぎるのだから、こちらが一方的に注文できるわ」


 彼女は魔法省の長官だが、外務省の長官も兼任している。
 知性派の「動かない大図書館」の面目躍如だった。それゆえか、穏健派の代表になっている。
 美鈴もパチュリーの意見に賛成した。どう考えても幻想郷が勝つ未来はない。わざわざ戦わなくとも色々手はある。
 スパイらしく暗殺から内乱、クーデターまで具体的な献策をした。


 その後も意見が噴出し、フランドールと咲夜 Vs. パチュリーと美鈴の構図で議論が進んだ。
 ある程度、選択肢が決まったところで、書記長のレミリアの決断を仰いだ。


「どちらの意見も一理ある。私が目指すのは、幻想郷を赤く染め上げることよ。そのためなら、手段は問わないわ。だから、まずは手間のかからない圧力外交をして、ダメだったら侵攻するとしましょう」


 この瞬間をもって、幻想郷の運命決まったのである。
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