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オズのハンク
第二幕その一

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               第二幕  最初のピラミッド
 ベッツイ達はエメラルドの都の道を進んでいきました、黄色い煉瓦の道の左右に緑色の草原と緑の家に家畜達がいます。
 働いている人達も服は緑色です、ポリクロームはその緑の世界を見てハンクに言いました。
「やっぱりね」
「この緑の世界にいるとだね」
「エメラルドの都にいるってね」
 その様にというのです。
「思えるわ」
「そうだね、僕もね」
 ハンクはポリクロームに笑顔で応えました。
「この緑色の世界にいると」
「エメラルドの都ね」
「この国にいると思うよ」
「実感するわね」
「とてもね」
 ひらひらと踊るみたいに歩いているポリクロームに言います。
「思えるよ」
「オズの国の中心にいるとね」
「その国にね」
「そうだね、けれどね」
 カエルマンが言うことはといいますと。
「エメラルドの都でのね」
「冒険はだね」
「本当にはじめてだよ」
 こうハンクに言うのでした。
「私も」
「僕だよ、案外ね」
「この国はオズの国の中心だけれどね」
「冒険のはじまりにはなっても」
 それでもというのです。
「この国の中での冒険となると」
「ないね」
「うん、けれど実はね」
「冒険の場所はあるね」
「そうだよ、色々な場所があるから」
 エメラルドの都にもというのです。
「だからね」
「それでだね」
「そう、今回はね」
「エメラルドの都でだね」
「冒険だよ」
 それを楽しむというのです。
「ピラミッドの中をね」
「そうだね、エメラルドの都の中のはじめての冒険を」
 まさにとです、カエルマンは言いました。
「オズの国の神々が与えられた機会としてね」
「楽しむんだね」
「そうさせてもらうよ」
「オズの国の神々と」
 クッキーも言います。
「エジプトの神々に感謝かしら」
「もう一つない?」
 ボタンがクッキーに言ってきました。
「神様達は」
「あっ、中南米のピラミッドにも行くから」
「マヤだったかな」
「確かそうね」
「そちらの神様達にもね」
 彼等にもというのです。
「感謝するのかな」
「そうね、それじゃあね」
 クッキーはボタンの言葉に頷きました、そしてです。
 皆でさらに進んでいきます、そうしてでした。遂に真ん中に階段があってその左右にドラゴンの様な頭の石像が並んでいるピラミッドがありました。
 そのピラミッドを見てです、カルロス達五人がお話しました。
「ここだね」
「うん、中南米のピラミッドだね」
「マヤだったかな」
「そちらのピラミッドね」
「そうよね」
「うん、メキシコにあってね」
 カルロスが四人にお話します。
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