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戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
コラボ特別編:響き翔く天の道
本物はどっち?
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困難です!」
「奴ら、翔と響くんを確実に仕留めるつもりか!!」

友里が公園周囲のカメラを全て確認するも、次々に破壊されてしまう。
二課は現場への視界を完封されてしまったのだ。

「もう一人の響くんはどうした!?」
「現在、プェロフェソプスネイティブと交戦中!カメラを破壊して回っているのはビエラネイティブだと推測されます!」
「くっ……応援は絶望的か……」

「司令!ここは私達が出ます!」

その時、翼の声が司令室に響き渡った。

「駄目だ!クロックアップに対抗出来ん以上、お前達をただ闇雲に出撃させるわけには……」
「けど黙って見てられるかよ!!」
「……司令、僕に策があります」

弦十郎の言葉を遮ったのは、純の一言だった。

「……聞かせてもらおうか」

純の策を聞くと、弦十郎は念を押して問いかける

「本当に行けるのか?」
「状況に違いはありますが、同じ方法です。可能な限りの再現が出来るのなら、成功の確率は0じゃない筈です」
「……分かった。今はその策に賭けるしかあるまい」

純、翼、クリスの三人は頷き合うと、本部外にあるヘリポートへと向かって行った。



「──ッ!」

迫って来た気配に、翔は飛び退く。
目を開けると、先程まで自分の顔があった場所に、突き出された拳があった。

「ネイティブッ!」
「風鳴翔、貴様を抹殺するッ!」
「やれるものなら、やってみるがいいッ!!」

先程よりガスは薄まっている。
二人の翔は、互いに相手を睨み付け……そして、拳を握り直した。

「ぜあぁぁッ!!」
「ふっ!ハッ!せやッ!!」

繰り出される拳を躱し、受け流しては自らの拳を突き出す。

しかし、その拳は自身と全く同じ方法で躱され、受け流される。

『仮面ライダーカブト』作中本編でも天道総司が、仮面ライダーダークカブト……擬態天道と戦った事があった。

その際も、天道と擬態天道は互いの二手、三手先を読み合う高度な戦闘を繰り広げていた。

今、この瞬間、翔と擬態翔も全く同じ状態だった。
互いの二手、三手先を読んで拳を、脚を繰り出し、間合いを詰める。

やがて、翔は擬態翔から距離を取った。

「生身は五分五分、だがこれなら!」

ガスが薄まった今なら唄える。聖なる詠唱を!

「──Toryufrce Ikuyumiya haiya torn──」

生弓矢のシンフォギアを装着して構え──翔は驚愕に目を見開く。

「なっ!?」

そこに立っていたのは……生弓矢のギアを装着した擬態翔だったのだ。

「シンフォギアまで!」
「最初にお前とやり合った時にな。これで条件は対等だ。フンッ!」

大地を蹴って踏み込む擬態翔。翔は腕を交差
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