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虹を掛けるために
1.物語は突然に
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ってますね」

と菜々さんは電話を切る。

「さてと…菜々さんの連絡先登録していいのか…?」

菜々さんの連絡先を登録するべきかしないべきかを考えていたら12時を回っていて、慌てて寝る僕なのだった。






***


「朝早くに来てもらってごめんなさい…」

次の日の朝、僕は生徒会長室へと来ていた。

「どうしても確認しておきたいことがあって」

「いいですよ、なんでも聞いてください」

「…十川君ってAqoursのマネージャーをやってて、小原鞠莉さんが婚約者で合ってますか?」

「…えっ?」


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