第二百六十一話 野心剥き出し
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第二百六十一話 野心剥き出し
クラウディウスさんの二番目の奥さんは美人さんでとても頭のいい人でした、ですがもう見るからに気が強くてです。
「物凄い野心家ですよ」
「権力を手に入れようという気満々ですよ」
「もう隠そうともしていません」
「危険な程です」
「ああ、僕家庭のことはね」
クラウディウスさんは警戒する側近の人達にお話しました。
「ずっと母上に散々言われていたし」
「だからですか」
「家庭についてはですか」
「思い入れはありませんか」
「学問が出来たらね」
それでというのです。
「癒されるから」
「宜しいのですね」
「ああした人が皇后でも」
「それでも」
「前の奥さんみたいに僕を暗殺しようとしなかったらいいよ」
完全にフラグの言葉でした。
「それでね」
「あの、今のお言葉は」
側近の人も突っ込みを入れます、そして実際にクラウディウスさんはこの人の謀略でいなくなってしまいました。
第二百六十一話 完
2020・1・20
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