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その日、全てが始まった
第1章:出会い
第7話 『彼等の原点』
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 目を覚ました洸夜は、辺りを見渡す。
 そこはCiRCLEの会議室。
 部屋の中には自分以外の姿は認識できない。

 まだ若干ぼやける重たい瞳で、彼は自身の左腕に巻いた腕時計へと視線を落とした。
 時計は午後0時半を示していた。
 それを目にした洸夜は、飛び起きた。

「……ヤベ、寝過ぎたか?」
「あ、起きたか?」

 洸夜が焦っていると、部屋の扉が開き祐治が入ってきた。

「あ、ああ。たった今」

 そうか、と言った祐治は、洸夜の対面の椅子に座った。

「練習、何時からだ?」
「2時からだ」
「OK」
「それまで、体でも休めとけ」
「そうだな」

 そう言った洸夜は、徐に椅子から立ち上がった。

「どっか行くのか?」
「コンビニ行ってくる。腹減ったから」

 そうとだけ言い残し、部屋の扉に手をかけたところで唐突に振り返った。

「なんか買ってくるものある?」
「え、じゃあ甘いもの」
「ん」

 短く返した洸夜は、そのまま部屋を後にする。
 そして、同様の質問を他のメンバーにも行ってから、近場のコンビニへと足を運んだ。
 自動ドアの前に立つと、扉が開くと共に入店時の音楽が流れる。
 その奥から、店員の挨拶も聞こえてきた。

「いらっしゃいませ〜」
「しゃーせ」
「……え?」

 聞こえてきた挨拶は2人分。
 そのうち片方は、普通では聞く事がないものであった。
 それ故か、洸夜は変な声を上げて考え込んでしまうのだった。

「アレ、洸夜じゃ〜ん☆」

 聞き覚えのある声に呼ばれた洸夜は、意識を現実へと引き戻された。

「……リサと……青葉だっけか」
「そーいうあなたは洸夜さんではありませんか〜」
「なになに〜? 2人とも知り合い?」
「2日前に知り合った」

 するとモカが、洸夜とリサの顔を何度も何度も確認するのであった。

「お二人は、どういう関係なんですか〜」
「……え、なんて説明したら良いんだ?」
「もしかして、これですか〜?」

 そう言ったモカはニヤニヤと笑いながら、右手の小指を上げて見せるのであった。

「モ、モカ ……!」
「そ、そういうのではない……。うん」
「そーなんですか? お似合いだと思いますけどね〜」
「そ、そうなのか……? と、まあ、それは一回置いておいて」

 洸夜は、脱線した話題を本線へと戻した。

「リサ、俺らってどういう関係って説明したらいい?」
「え、うーん……Roseliaのコーチって感じかな」
「おー。じゃあ、さっきリサさんが話してた人って〜」
「洸夜の事だよ〜」

 既に説明してたんかい、と言うツッコミを飲み込んだ洸夜は、口を開き話題を変えるのであった。

「で、2人
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