暁 〜小説投稿サイト〜
剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
014話 新学期、対真祖編(01)  桜通りの吸血鬼
[1/6]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


──Interlude


まだ桜が咲き誇る道中でもう夜だというのに一人の少女がなにかから逃げるように走っていた。

「は、はっ……はっ!」

だがそれは無駄なあがきのごとく少女は後ろから迫ってくる黒い何かに見えない力で足を転ばされた。

「きゃあっ!?」

そして少女は地面ではないが一本の桜の木に体を打ち付けてもう立ち上がる気力もなかった。

「出席番号16番、佐々木まき絵……お前の血液をいただく……」

黒い何かから声が聞こえ逃げていた少女、佐々木まき絵は恐怖に怯え、だが黒いなにかはお構いなしにまき絵に迫ってその口から生える牙を後ろに回り噛み付いた……!

「あ、いや……イヤ―――――ンッ!!」

噛み付かれて気を失う直前で叫び声をあげた。だが、その叫びを聞くものは誰もいなかった。
噛み付いた何者か以外には……。

「もう少しだ……」

黒い何かはそう呟き姿を消した。



Interlude out──


◆◇―――――――――◇◆


Side ネギ・スプリングフィールド


「3年!」
「A組!!」
「ネギ先生――――ッ!!」

(バカどもが……)
(アホばかりです……)

盛大にネギの歓迎と新学期に対しての言葉が響く中、前者は長谷川千雨、後者は綾瀬夕映が小言で呟いていた。

「改めまして3年A組の担任になりましたネギ・スプリングフィールドです。これから1年間、よろしくお願いします」
「はーい!」

よーし! 今日から新学期、まだまだ士郎さんに助けてもらってばかりだけど頑張っていかなきゃ!
まだ話していない生徒の方もいますがこれから話していけばいいですからね。
そういえば、佐々木さんが今日はいないなぁ? それに士郎さんも。

「ネギ先生ー!」
「あ、はい。なんですかハルナさん?」
「士郎さんがいないようだけどなにかあったんですかー?」
「士郎さんですか? 僕はとくに聞いていませんが……」
「それにまき絵もいないようだね?」

裕奈さんも言っていることですし、どうかしたんでしょうか?
そんなことを考えていると突然鋭い視線を感じたのでその方を見てみました。
するとその先には後ろの扉の近くの後部座席に座っている出席番号26番のエヴァンジェリン・A・K・マクダゥエルさんが僕のことをまるで睨むように見ていました。
一瞬ゾッとしたけどすぐに視線を外してくれた。な、なんだろう……?
だけどすぐにしずな先生が入ってきて、

「ネギ先生? 今日は身体測定ですから3−Aのみんなに準備をさせてください」
「あ、そうでした! では皆さん身体測定ですので今すぐに服を脱いでください!」

シンッ……

あ、あれ? 僕なにか変なこ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ