暁 〜小説投稿サイト〜
BanG Dream! ワーカーホリック少女が奏でるオト
Pastel?Palettes T
#003 私、納得がいかない。だから行動する。
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私がチーフマネージャーになってから3日。
私はその日に行われた今週の土曜日(8日後)に行われる御披露目ステージの事前打ち合わせを兼ねた会議が行われた。
その会議でこのお披露目ステージの方針が発表された。
その方針とは、
『彩達のメンバーは楽器を弾いてるフリをしてバックでプロの音楽を流す。で、ボーカルは事前収録のものを使う』
と、いうものだった。
これを聞いた瞬間、私は納得が行かなかった。
その時思ったのが「巫山戯んな。バンドを舐めてんのか?」である。
私自身もバンド活動でライブをしている身なのだから尚更である。
「はぁ・・・・???本気で言っているんですか?それを」
私は不服な感情を顕にして反論した。
「はい。本気ですとも」
スタッフは涼しい顔でそう言ってのけやがった。
「(´Д`)ハァ…マジですか。・・・・で、誰がそんな『弾いてるフリ』を見て歓喜する奴がいるとでも?」
私は溜息を大きく付いて言った。
「余程の事が無い限りは気付きませんし、大丈夫ですよ」
スタッフは何事もないように淡々と答えた。
「それが『絶対に』無いとは限らないじゃないですか!!」
私が反論する。
「ですが、仮に生演奏をしたとして、失敗したらどうするんです?」
スタッフも私の態度にイラついてきたみたいだ。
「そんなもん、カバー方法なんて幾らでも有る。そっちの失敗の方がまだリスクは少ないとは思うけどねぇ・・・?」
だが私はそんなもの気にせずに自分の意見を述べる。
「では、今から方針転換したとしても・・・あと8日じゃあ時間が足りませんよね?」
スタッフが最もな事を言い放った。
それに合わせて周囲も「そーだ、そーだ!」と賛同の声が上り始めている。
こうやって数で押し切る気なのかよ・・・・・。
だったら・・・・抑えずに本気で論破してやる。
そう思った瞬間だった。

「此処でこれ以上争うのはヤメにしないか?」

上座に座っていた専務の一言で私を含めた皆が静まり返る。
そしてその後は専務が決定事項を次々と発表していくだけの場となったのだった。
その発言に反論したかったが・・・・・・何故かできなかった。
専務・・・最強(最凶、最恐)かよ。

会議終了後、私は休憩スペースに一人居た。
あんだけ、納得行かないので気持ちの整理が追いついていない。
だから・・・・・整理する時間が欲しい。
その感情故なのだ。
「隣・・・・・良いかい?」
誰か、私の隣に座って良いのか許可を求めてきた。
「ええ、良いですよ。《《専務》》。何か私に話したい事が有るんですか・・・?」
「君は聡いね。ああ。まぁ・・・そんな所だよ」
私の許可が下りて私の隣に座った専務は私に自分が此処に来た理由を当てられたことに感心していた。
その後、専務は言葉を続け
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