第二百三十六話 違うのか
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第二百三十六話 違うのか
ロシアは日本の動物図鑑を見て首を傾げさせました、そのうえで日本に対してどうかというお顔で尋ねました。
「ホンドギツネとキタキツネの違いって何かな」
「実は大きさが違うのですが」
「それでもなんだ」
「基本近い種類です」
「そうなんだね」
「鹿や狸も同じです」
「エゾシカやエゾタヌキもだね」
「北海道の生きものは本州等の生きものとほぼ同じですが」
「それでも名前が違うね」
「北海道のものが亜種となります」
「そうなんだ」
「はい、そして」
日本はロシアにさらにお話します。
「ツキノワグマと羆は全く違います」
「羆ってグリズリーだからね」
「全く違いますね」
「グリズリーは怖いよ」
ロシアははっきりと言いました。
「だから近寄ったら駄目だよ」
「私もあちらでそのことを実感しました」
本州等の熊とは違うことをです、ですが北海道の生物は基本本州や四国、九州と同じ感じだったりします。
第二百三十六話 完
2020・1・7
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