第二百六十三話 誰かがいる
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第二百六十三話 誰かがいる
連合ファイブはお互い微妙な関係ですがそれでも集まって会議をすることが多いです。最近では五人以外にも参加者がいたりします。
「生徒会長であり戦勝国である俺なんだぜ!」
「だから御前はあの戦争には何の関係もなかっただろうが」
「っていうか日本の家にいただろ?」
イギリスとフランスが韓国にまたしても呆れ顔で突っ込みを入れますが彼の耳にはそんなことは一切入りません。とりあえず彼も何故かいますがいなかったことにはされます。
「とにかくだ」
イギリスは勝手に席に座った韓国をひとまず放置して話を進めます。
「今五人だよな」
「ああ、そうだぜ」
フランスがイギリスの言葉に応えます。彼も韓国はいないことにしています。
「俺と御前と」
「アメリカ、中国、ロシア」
「確かに五人だよな」
顔触れを見ても確かに五人です。ちゃんと揃っています。しかし。
「一人多くねえか?」
「ああ、多い」
フランスの言葉にイギリスが頷きます。
「インドは今は呼んでねえし」
「誰がいるんだ?」
「背後霊か?」
イギリスは己の得意分野を出してきました。
「まさかとは思うけれどよ」
「おい、もうそのネタは止めろよ」
怖くなったフランスがそれを止めます。けれど何故か一人多いみたいです。果たして誰が来ているのでしょうか。
第二百六十三話 完
2008・8・9
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