暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
EPISODE19『抜剣』
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イダーG4を召喚する。
「変身!」
[hijack form.]
雅は仮面ライダー幽汽 ハイジャックフォームに変身し、サヴェジガッシャーを構える。
「キャロル、そろそろ出番だ。」
「ああ、そうだな。」
キャロルは幽汽の隣に立つ。
「ふっ、そんな小さな子供を相手にするのは少々気が引けるな。」
翼は余裕を見せる。
「ほう、大きくなればよいか?」
キャロルはワインレッドの琴を取り出して奏でる。するとその琴、殲琴・ダウルダヴラの武装、ファウストローブが展開されて、キャロルの少女の如き体躯は一気に成人女性の体躯に変わる。
「これくらい大きくなればよいか?」
キャロルは翼に対して自身の胸を見せつけるように挑発する。
「くっ、大きくなったところで!」
翼はその挑発にのってしまい突撃する。
「キャロル、この程度なら僕で十分だ。」
幽汽は翼の攻撃を受け止める。
「先輩!」
クリスは咄嗟に叫び、イチイバルをガトリングに変えるが、
「その程度か。」
G4はGM-01を使ってクリスを狙撃する。
「なんなんだ、てめえ!」
「俺は戦いの中で多くの大切な者を失った。俺はその死を背負って生きている。お前は何を背負う?」
G4は攻撃を続ける。
「私も戦地で親を失った。だけど、パパとママが残してくれたこと声で、この歌で!沢山の人を救いたい!」
「そうか。お前も生を背負って戦うのか。なら、話は早い。」
G4はギガントからミサイルを放つが、クリスも巨大なミサイルを放つMEGA DEATH FLAREで応戦し、
「確かに、死んじまった人達の思いは大切だ!けど、それに囚われたら、目の前の命は救えない!」
クリスはG4の背部バッテリーを破壊してG4を撃破する。
その頃、翼はキャロルと幽汽の遠近両方からの連携に苦戦していた。
「どうした、その程度か?」
キャロルは挑発する。
「雪音、行くか?」
「ああ!」
翼とクリスはコンバータギアがを取り外し、両端のトリガーを押す。
[ダインスレイフ…]
「「イグナイトモジュール、抜剣!」」
コンバータギアから結晶の刃が現れ、二人に突き刺さる。
         抜剣

次回予告
意図的な暴走。その果てに装者は絆を紡げるのか。その弱さは、己の強さと認められるのか。次回『水面』
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