第二百二話
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第二百二話 今度の湯舟でも
華奈子も美奈子も風呂場の中で一番広い浴槽の中にいたが少しずつだが確実に熱くなってきた。そしてだった。
美奈子は華奈子の顔を見てそうして言った。
「お顔真っ赤よ」
「そう言う美奈子もね」
「私もなのね」
「ええ、じゃあね」
「もういい頃合いかしら」
「そうね、このお風呂も出て」
そしてというのだ。
「そうしてね」
「水風呂に入るのね」
「そうしましょう、若しも」
華奈子はこんなことも言った。
「水風呂がなかったら」
「こんな色々なお風呂入られないわね」
「そうよね、一旦冷やさないとね」
熱くなった後はというのだ。
「どうしようもないから」
「水風呂って有り難いわね」
「あたし小一とかの時何であるかって思ってたわ」
水風呂がというのだ。
「冷たいのに」
「そうよね、私もね」
美奈子も華奈子の言葉に応えて話した。
「水風呂はね」
「小一とかの時だとね」
「冷たいだけで」
「そんなところに入ってどうするかって」
「思ってたけれど」
それがというのだ。
「今わかったわ」
「色々なお風呂に入ったり何度も入る為にね」
「入る場所ね」
「身体を一旦冷やして」
「またお湯やサウナに入る」
「その為の場所だったのね」
「実際に私達今そうしてるけれど」
美奈子は華奈子に話した。
「そうしたらね」
「どんなお風呂にも入られるわね」
「熱いところから熱いところって無理だから」
「それは不可能よね」
「だから一旦冷やして」
「それでまた熱い場所に行くのね」
「そうした風にするのね」
「それが水風呂ね」
「そういうことね」
二人でこうした話をした、そうして二人はまたしても水風呂に向かいそこで実際に身体をよく冷やした。
第二百二話 完
2019・10・10
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