暁 〜小説投稿サイト〜
NARUTO 桃風伝小話集
その32
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実は今日、サスケのお家に泊めて貰った時に気が付きました。

というか、泊めて貰ったお礼に、サスケのお家の家事をしてたら、見つけてしまいました。
入手経路がちょっと疑問ですけれど、サスケもやっぱり男の子なんですね。

見つけてしまった物に凄く動揺して慌ててしまって、息子の部屋で発見したお母さんの如く、目立つ場所に設置するべきか迷ったり、全部になかった事にしてみたり、サスケの成長を祝うべきなのか悩んだり、現在進行形でかなり頭を悩ませている。
だって、サスケって、男同士の会話をするような仲良しって、あまりいないっぽいですし!

ミコトさん達がいた頃仲良くしてた子達とは、大分疎遠になってるみたいだし、アカデミー卒業間際になってからは、シカマル君とはちょくちょく二人で話してたみたいですけど、シカマル君もあんまりそういう事に興味がありそうなタイプじゃない。
シカマル君と仲の良いチョウジ君も、全然そういうタイプじゃないんだもの。
彼は明らかに色気より食い気です。

だから、どこから手に入れてきたのかさっぱり分からない。
自分で買うとは思えないし、拾うというのはもっとあり得ない。

見つけた物はサスケの家で、異物感を遺憾なく発揮してくれていました。
むしろ違和感ばりばりでした。

少なくとも、サスケにこんなものを渡すようなサスケの知り合いに、私は心当たりがありません。

百二十歩くらい譲って可能性がありそうなのはキバ君辺りなんだけど、流石にキバ君からサスケが直接受け取るとは思えないし、キバ君にもそんな度胸は無いだろうし、それに、悪戯目的だろうと、キバ君がサスケに見つからずに、サスケのお家のこの部屋に、これを仕込めるとも思えないし…。

………一体、何故これはこんな所にあるのだろう。

まさか、実はこれは、うちは一族に伝わる忍としての教材の一つとか?

いやいやいやいや。
思い付いておいてなんだけど、いくらなんでもそれは無い。
あり得ない。
あの堅物ちっくな人達揃いのうちはの人達に、そんなファンキーでお茶目な発想は無い。

無い、と思う。

あっても、絶対人に見つからないよう全勢力を持って隠しそう。
こんな直ぐにバレるような所に置かないと思う!
たとえこの部屋に住んでるのがサスケ一人だったとしても!!!!

……隠す、よね?
そんなようなこと、昔、小耳に挟んだ事もあるし。

それに多分、サスケ含むうちはの人達は、系統としては、むっつり、とか。
朴念仁、とか。
奥手で純情、とか。
そういう方向性なんじゃ…。

あるいは、拗らせきって、回転しまくりの、一周回った俺様系の肉食男子……とか?

…………そういう人達に、こういう物は必要か?

疑問を持っておいてなんだけど、多分、必要無いん
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