暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15永き悲劇の結末へ〜Curtain fall〜
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†††Sideシャルロッテ†††

澱みの中から現れたのは合成獣(キメラ)のような怪物だった。ああいうのを大戦時や今までの契約先世界で見慣れているとは言え、やっぱり少し引いてしまう。

「チェーンバインド!」

「ストラグルバインド!」

ユーノとアルフのバインドが蛇の胴体のようなバリケードを捕らえて、一気に縛りあげて断ち切る。

「縛れ、鋼の軛!」

ザフィーラもそれに負けじとバリケードを一瞬で薙ぎ払った。これで邪魔をするものはなくなった。さぁガンガン行っちゃえ、みんなっ。

「ちゃんと合わせねぇと承知しねぇかんなっ、高町なのは!」

「ヴィータちゃんこそ、ちゃんと合わせてくれないと許さないからね!」

第1層と第2層を破壊する役割のなのはとヴィータが攻撃態勢に入った。

「鉄槌の騎士ヴィータと鉄の伯爵グラーフアイゼン!」

≪Gigant form≫

「轟天爆砕! ギガント・シュラァァァーーーク!!」

ヴィータのデバイス・“グラーフアイゼン”が巨大なハンマーへと変形。その巨大な鉄槌の一撃を受けて、1層目の対魔力障壁が砕け散った。

「俺さ、アレより少し小さいモノで叩き落とされたことがあるんだが、今思うとよく生きてるなって、そうしみじみ感じるよ」 

なるほどね。アレの一撃を受けたから蒐集されちゃったわけか。さすがに今のルシルじゃ、あんなの受けたとなったらそりゃ負けるわ。

「高町なのはとレイジングハート・エクセリオン。いきます!」

“レイジングハート”がカートリッジを4発とロードして、翼を展開させた。おそらくさっき放った砲撃と同じものなんだろうね。

「エクセリオン・・・バスタァァァーーーッ!」

≪Barrel shot≫

本命の先駆けとして衝撃波が放たれて、襲い掛かってきた触手に不可視のバインドが掛けられる。続けて本命の一撃が放たれた。それは容易く2層目の対物障壁を砕く。未だ9歳であれって、将来どんな大物になるか判ったものじゃない。

「シグナムとテスタロッサちゃん、お願い!」

シャマルの指示が飛ぶ。それに応えるようにシグナムが“レヴァンティン”を構えた。

「剣の騎士シグナムが魂、炎の魔剣レヴァンティン・・・いざ参る!」

≪Bogen form≫

シグナムが“レヴァンティン”の柄頭と鞘を連結させると、弓へと変形した。“レヴァンティン”に張られた魔力弦に番えられているのは、槍のような長い矢。()に入っているシグナムの足元から炎が吹き上がる。

「翔けよ、隼!!」

≪Sturm falken≫

“レヴァンティン”より放たれた一閃は、3層目の対魔力障壁を粉砕した。

「フェイト・テスタロッサ。バルディッシュ・ザンバ
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