暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
EP51高らかに斉唱せよ、我はヨツンヘイム皇帝!〜Agustin〜
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だ。悔しいことだが・・・」

解かっていた。5年前にちゃんとシャルから聴いたことだ。対人契約をしたルシルは魔術師じゃなくて魔導師となるってことを。その世界で人間として生きることになる以上、ルシル自身の存在がその世界のルールに合ったモノに変換される。だから魔術師としての魔力炉(システム)も、魔導師のリンカーコアに変わってしまうって。

「シャルちゃんのカートリッジを使ってでもダメなの、ルシル君?」

「アグスティンがどれだけの力を備えているのか判らない以上、下手に参戦できない。シャルがなのはを帰したのは、自分たちの戦いに巻き込みかねないと判断したからだろう。だからなのは、フェイト。彼女の想いのためにも私たちは生きて帰らねばならない。解かってくれるな?」

「「・・・うん」」

ルシルの真剣な表情、そして本当に悔しげな声に、私となのはは否応なく頷くしかなかった。そして私たちは“エヘモニアの天柱”の外へ出た。と、遥か頭上から小さいけど爆発音が連続で聞こえた。シャルは戦っている。私たちの世界のために。今もこうして・・・たった独りで。

「なのは、ルシル。・・・悔しいね・・・」

「うん」「ああ」

結局最後は人任せ。私たちの生きる世界なのに。この世界で生きる私たちはただ去り、かつてこの世界を生きたシャルが戦う。それが無性に辛くて悔しくて悲しかった。
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