暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep46滅亡と創造へのカウントダウン〜Madness and sanity〜
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
“女帝の洗礼”の外壁を、なのは達のおかげで突破することが出来、私は“女帝の洗礼”内部を最上部目指して飛ぶ。内部は吹き抜けとなっていて、内壁にびっしりと繊細な機械部品が並んでいる。

「とっとと壊れろぉぉぉぉーーーーーッ!!」

――双牙炎雷刃(フランメ・ウント・ブリッツ)――

もちろん私は“キルシュブリューテ”と“トロイメライ”の二刀流で、機械部品を徹底的に破壊していく。

「やめろッ!!」

――深淵より来る雷霆――

それを止めようと私の後方から砲撃を放ってくるのは、アルトワルドと融合して、銀色の甲冑を身に纏うディアマンテ。私はその砲撃を避けずに“キルシュブリューテ”で軌道を逸らして、内壁にぶつけさせる。爆発。ディアマンテから、しまった、というような気配を感じる。バカな奴。ここで砲撃を放てばどうなるか、怒りで忘れてる。

「やめろって言われて、はい、そうですか、って聞くと思ってんの!?」

だからこそ、ディアマンテは接近戦を挑んできた。それこそバカなこと。身体能力は生前に比べれば制限の所為で低いけど、空戦形態フォイアロートフェーニクスで空戦レベルを生前以上にしてカバー。

「もう諦めろ、ディアマンテ! お前はもう私に勝てない!!」

最上部まで、螺旋軌道を描きながらディアマンテとの剣戟を繰り広げる。速度は私が少し負けてる。だけど、戦いの場としては私が有利。たとえ攻撃を外しても、内壁に攻撃が当たればそれでいい。だけどディアマンテは内壁に注意を払わないといけない。そう、“女帝の洗礼”内部に入った瞬間、この戦いの勝敗は決まっていった。

「「おおおおおおおおおおおおおッッ!!」」

互いが高速の連撃を繰り出し続ける。ディアマンテの甲冑を少しずつ砕き、私の戦闘甲冑にも傷が増えていく。そしてようやく、設計図で見た管制ルームに辿り着いたことを示す天井を視認。左手に持つ“トロイメライ”で鳥型砲撃グランツフォーゲルを撃ち込み、天井を破壊。最上部、管制ルームに侵入した。

(・・・アレが女帝の洗礼、オラシオン・ハルディンを統括するAIコア・・・!)

だだっ広い管制ルームの中央に、球状のコアを見つけた。それと同時に放送が流れる。

≪オラシオン・ハルディン管制ルームに侵入者。エネルギーチャージ86%。エマージェンシー・シークエンス。洗礼の一撃の照射準備、カウントスタート。10≫

全開チャージじゃなくてもカウントを始めた。

「撃たせるかぁぁぁーーーーッッ!!」

――双牙閃凶刃(シャイン・ウント・ドゥンケルハイト)――

私はコアへ攻撃を撃ち込む。だけどそれを阻むのがディアマンテ。私とコアとの間に立ち塞がって、私の攻撃を弾いた。

≪9≫

――閃駆――

「偽善の象徴は、滅び
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ