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おぢばにおかえり
第五十六話 卒業式の前その五

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「だからね」
「運については」
「よくなるならね」
「よくなる様にすべきってことね」
「そうよ、じゃあ今からね」
「一周」
「そうして参拝しましょう」
 神殿の中でもこうお話してでした。
 私達は神殿の回廊を二人で歩いていきます、その中でお母さんは私に回廊の中を見まわしながら言ってきました。
「お母さん平日のこうした神殿も好きなの」
「静かで」
「そうよ、月並祭の時の賑やかさもいいけれどね」
「それでいて絶対に人がいて」
「回廊ひのきしんしている人がいるわね」
「そうよね、大変なひのきしんだけれど」
 私もよくさせてもらっていますがこれが汗をかなりかきます。
「いつもさせてもらっている人がいて」
「お母さんも時間があるとさせてもらってるし」
「私はあまり」
 自分ではこう思っています。
「高校の三年であまり」
「してなかったの」
「そう思うわ」
「お母さんが聞いていると結構してたそうね」
「だといいけれど」
 それならです。
「この三年間でね」
「ええ、千里頑張ってたわね」
 こう私に言ってくれました。
「それがよくわかるわ」
「そんなに頑張ってないわよ」
 私としてはです、本当にそう思っています。
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