第百七十一話 王朝交代かと思えば
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第百七十一話 王朝交代かと思えば
中国は明王朝が倒れ代わりに北京に入った李自成さん達を見て妹さんに囁きました。
「あの人ではある」
「国は治まらないあるな」
「少し人を見る目がないある」
「ご自身はよくてもある」
妹さんもその辺りを見抜いています。
「配下にどうかという人がいるある」
「あれではあるよ」
「実際に人心を失っているある」
「そして山海関あるが」
北を守っているこちらはといいますと。
「守っている呉三桂さんあるが」
「あの人の動き次第あるな」
「素直に李自成さんにつけばいいあるが」
「そうでないとある」
その時はというのです。
「満州族がこっちに来るある」
「その可能性もあるあるな」
「山海関ある限り防いでいるあるが」
「若しあの人がどうにかなればある」
「状況が変わるあるよ」
そうなってしまうというのです、中国兄妹は李自成さん達を見てこの人では駄目なのかもと思っていました。
第百七十一話 完
2019・12・6
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