第百六十九話 敵が来たら
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第百六十九話 敵が来たら
遂に北京が流賊の人達に迫られました、すると。
城門を何と宦官の人達が開けてしまいました、このことには中国も中国妹も唖然となってしまいました。
「皇帝の傍にいる人達あるが」
「その人達が、あるか」
「元々問題のある人が多かったあるが」
「これではある」
最早と言うのでした、そして。
皇帝さんのところに行くと娘さんが倒れていて。
皇帝さんもでした、もう皇帝さんは息がないですが。
「娘さんは何とかなりそうある」
「そうあるな」
「せめてこの人だけでもある」
「助けるあるよ」
こう言ってでした、何とか娘さんを助けて。
皇帝さんの遺書を見て兄妹で肩を落としました。
「色々困った人だったあるが」
「お心は確かだったあるな」
「頼りになる側近の人がいれば」
「人を信じることが出来れば」
そうしたならというのです。
ここに明王朝は事実上終焉を迎えました、とにかく腐敗しきっていた末期ですが悲しい結末でした。
第百六十九話 完
2019・12・5
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