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おぢばにおかえり
第五十五話 おぢばのバレンタインその三十二

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「またね」
「海上自衛隊は、ですか」
「そこの幹部になる人の為の学校は」
「そうなの、毎週何回もテストがあって」
 それでというのです。
「しかも色々やることがあってね」
「訓練とかですね」
「そうしたこともあって」
「それでもう毎日大変らしいわ」
 毎朝六時に起きてからずっと気が休まる暇がないそうです、そう聞くと東寮の生活がまだましに思えます。
「一年間ね」
「うちは三年ですが」
「その三年よりも密度が濃いですか」
「鬼がいるらしいし」
 これは聞いた限りです。
「そんな教官さんがね」
「というと寮の幹事さんよりもですね」
「ずっと怖いんですね」
「みたいよ、ただ鬼でもね」
 鬼は鬼でもです。
「やっぱり人間らしいから」
「人間味はあるんですね」
「そうした人達でも」
「そうらしいわ」
 自衛隊の中に入ったことはないのでこう言うしかなかったですが聞いた限りではそうだとのことです。
「別に本当に鬼じゃないらしいわ」
「ただ厳しいだけですね」
「それだけなんですね」
「しかも暴力もないから」
 自衛隊でも基本禁じられてるとのことです、とはいっても何処でも暴力を振るう人はいたりするのも現実とのことですが。
「そうした非道なって意味の鬼ではね」
「ないんですね」
「そうした鬼じゃないんですね」
「よく部活であるけれど」
 中学校、高校あと小学校の時の野球やサッカーのチームでもです。
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