第百六十六話 北虜南倭
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第百六十六話 北虜南倭
明の悩みは宦官だけではありませんでした。
「中国は基本北に問題を抱えているな」
「遊牧民族だね」
「だから長城を築いたんだ」
アメリカは妹さんにお話しました。
「そうしていたんだ」
「そうだったね」
「それは明でも同じだったぞ」
「元々モンゴルを追い出した国だしね」
「モンゴルは北に去ってもだ」
長城の北、本来の場所に戻ってもです。
「ずっと明と戦っていたからな」
「そこにだね」
「倭寇も来たんだ」
明の頃はそうだったのです。
「とはいっても日本は関わってないけれどな」
「日本さんの海賊っていうけれどね」
「日本の国民の人はいてもな」
倭寇という名前の通りです。
「明やポルトガルの人達もいたんだ」
「海賊だったからね」
朝鮮半島でも事情は同じでした、その倭寇にも明は悩まさせられていて何かと苦労していたのです。
第百六十六話 完
2019・12・3
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