第百五十七話 流賊が出て
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第百五十七話 流賊が出て
黄河流域を流賊という人達が動き回っていました、本拠地をこれといって持たず街を襲ってそこの人達を全部仲間にしていきます。
その人達のことについて皇帝さんは言いました。
「何としても抑えるのだ」
「そうしたくてもあるよ」
中国はもうお手上げといった状態でした。
「北の満州族にも兵を割かないといけないある」
「しかもこれまでの悪政が祟ってある」
妹さんもこう言います。
「軍の士気は最悪ある」
「優れた将帥の人はいてもある」
それでもというのです。
「どっちかなら何とかなるあるが」
「両方だから難しいある」
「政治を立て直せば流賊は減るあるが」
「今はそれも難しいある」
皇帝さんがそのつもりでもです。
「人が宮廷にいないある」
「いても皇帝さんが罷免するある」
「これではある」
「どうにもならないあるよ」
明代末期は全てが悪くなっていました、それで流賊の人達についても対策を立てるには難しい状況だったのです。
第百五十七話 完
2019・11・29
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