第百五十五話 能力はあっても
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第百五十五話 能力はあっても
この時中国の上司の上司の人、皇帝はとても真面目な人でした、国を立て直そうと懸命でしかも能力もありました。
ですがそれでもです。
「猜疑心が強過ぎるあるな」
「それで臣下に厳し過ぎるある」
「これではある」
「人が動かないあるよ」
中国兄妹は宮中でお話しました。
「一体何人の重臣が辞めさせられたあるか」
「粛清もしているある」
「こんなことが続くとある」
「立て直せないあるよ」
皇帝さんが目指している国家の再建が出来ないというのです。
「万歳老一人では無理ある」
「国は動かないある」
「それなのにある」
「あれではかえって逆効果ある」
皇帝さんのやり方ではというのです。
「一体どうすべきあるか」
「確かにこれまでの万歳老より能力や危機感はあるあるが」
それでもというのです。
傾いているどころではない明でしたが皇帝さんは国家再建にはかえって不向きなタイプだったみたいです、それが明をさらに追い詰めるのでした。
第百五十五話 完
2019・11・28
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