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遊戯王ファンタジー クロノ&ファントム
第2話 助ける理由 リューズのルール
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防の方ですね、仕事についてならこれからお茶でも‥‥‥」
国防の捜査官「ありがたいですが、今日で貴方の仕事は終わりです」
レイの親父「どういう事でしょうか?」
すると捜査官の後ろに6名の黒服の男が現れた。
国防の捜査官「良質な研究成果は我々国防が管理します。その為にあなたの存在はイレギュラーなので」
ガチッ!!
レイの親父「なっ!!」

バン!!
レイの母「あ、あなた!!」
過去のレイ「パパ!!」
その様子を目の前で見たレイは刀を抜刀しようとする。
レイ「止めなきゃ!!」
リューズ「待て、過去の世界じゃ閃刀姫一システムは発動できない。世界線理論では俺たちのいるこの場所はこの世界の情報のみの世界だ。クロノダイバー以外の能力じゃ無意味だ」
レイ「じゃあ、あなたが助けなさいよ!!過去に干渉できるんでしょ!!」
リューズ「もう、遅い‥‥‥」
レイ「え‥‥‥」
国防の捜査官「すまん、国の為だ」

バン!!
過去のレイ「ママ!!」
国防の捜査官「いくら私でも、子供を殺めるつもりは無い」
すると国防の捜査官はレイの首を掴み、注射器で薬品を投与した。
国防の捜査官「心配ない、記憶を改ざんする薬さ。君には特別に国の新型兵器の実験台として生かしてやろう」
そして国防の人間は資料とレイを車に乗せ、国防の本部へと送られた。その残酷すぎる国防の行いを見たレイはその場で足を崩して泣き叫んだ。
レイ「うああああああああ!!」
リューズ「辛いかもしれないが、これが君の過去の真相だ」
レイ「なんで、なんで、助けなかったの!!」
リューズは4秒の沈黙の後、理由を語り出した。
リューズ「世界線理論ではすべての世界において確定した事象が存在する。その事象はどんな事をしようと結末そのものは変えられない。全ては一つの答えで成り立っている。それは変える事は出来ない」
それを聞いたレイが初めて感じたのは裏切りの一言だった。
レイ「私は、国の犯罪に手を貸していたのか‥‥‥国の一文字で、全てを奪われていたのか!!」
刀を地面の叩きつけようとするレイの腕をリューズは掴んだ。
レイ「何のつもりだ!!」
リューズ「今から取り戻すんだ、これから国防に、宣戦布告だぜ!!」
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