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新ヘタリア学園
第百二十七話  今思うと酷かった

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第百二十七話  今思うと酷かった
 ハンガリーは台湾に過去の欧州のことをお話しました。
「異端審問に魔女狩りで」
「そのお話は有名ですね」
「本当に教会がどうかと言ったら」
 それだけで、です。
「火炙りだったのよ」
「拷問のフルコースの後で、ですね」
「フスさんも火炙りになったし」
 他ならないハンガリーの人です。
「だからね」
「じゃあ日本さんの古典も」
「教会に睨まれた可能性はあるわね」
「それで発禁処分にですね」
「書いた人もね」
 それが例え紫式部であろうともです。
「魔女とか言われてね」
「大変ですね」
「今思うとね」
 本当にと言うハンガリーでした。
「大変な時代だったわ」
「大変どころじゃないですね」
 台湾も思うことでした、千年前にして今を書いているいる様な作品は奥州では長い間そうした作品だったのです。作者さんを含めて。


第百二十七話   完


                 2019・11・14

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