第百二十一話 千年前に既に
[8]前話 [2]次話
第百二十一話 千年前に既に
ハンガリーは日本のある古典を見て興奮しています、台湾はそのハンガリーを見て怪訝なお顔で尋ねました。
「何があったんですか?」
「日本さんの古典読んでるの」
ハンガリーは台湾に答えました。
「ちょっとね」
「学問に励んでおられるのですね」
「ええ、源氏物語読んでるけれど」
それでもというのです。
「源氏の君って凄いわね」
「あっ、考えてみれば凄い女好きですよね」
台湾は日本と一緒に住んでいた時期があったのでそれはわかります。
「もう次々と」
「義理のお母さんとそうなって」
はあはあとしつつ言うハンガリーでした。
「小さい女の子を引き取ってとか」
「物凄いことしてますよね」
「マザコンでロリコンで熟女も若い人もとか」
「千年前の古典とは思えないですね」
「日本さんは千年前にそこに辿り着いていたのよ」
「恐ろしい方ですね」
考えてみればです、台湾は今になってこのことに気付きました。日本は千年前にはもうそこまで至っていたのです。
第百二十一話 完
2019・11・11
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ