第百十四話 汗をかき過ぎても
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第百十四話 汗をかき過ぎても
ドイツはフランスに言いました。
「運動をすればいいか」
「人間の身体はいつも動かすといいっていうんだな」
「そうだ、そうしてだ」
「痛風を解決しようっていうんだな」
「そう思うが」
「そう思うだろ」
フランスはスポーツで痛風を逃れようと言うドイツにこう返しました。
「スポーツ選手も痛風になるからな」
「そうなのか」
「そうなのかってな、汗かいてな」
そうしてというのです。
「その後でごくごくビール飲んだら駄目だろ」
「だからか」
「ああ、そして汗かいたままだとな」
そこで普通の水分を摂らないとです。
「乳酸値が高くなってな」
「やはり危ないか」
「運動は確かにいいさ」
フランスもこのことは認めます。
「けれどお前みたいにその後でビールをどんどん飲むと駄目なんだよ」
「普通の水分か」
それを摂るべきだとです、ドイツはフランスに言われて暗いお顔になりました。実際にスポーツ選手も痛風になります。
第百十四話 完
2019・11・7
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