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緋弾のアリア ―瑠璃神に愛されし武偵―
T La bambina da I'ARIA…
第004弾 凪優とキンジとアリア
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・・・・」

キッチンに向かう私をアリアが呼び止めた。

「今度は何?」
「凪優ってももまん作れる?」
「え、ももまん?そりゃ、作ったことあるし作れるけど……」
「じゃあ、あたしそれ食べたいな。作って」
「はいはい。じゃあ今日は中華かしらね?」

私は返事をし、キッチンに向かった。先ず、ももまんから作ろう。だって、発酵に1時間くらい要すし。ももまんの材料は薄力粉100g、ドライイースト1g、砂糖10g、水50ml、餡(蓮の実餡)200g(※分量4個分)だっけか。

今回はアリアもいるし、400個くらい作っとけば十分っしょ。
先ずはふるった薄力粉、砂糖、ドライイーストに水を少しずつ加え、生地が滑らかになるまでしっかり捏ねる。

次に400等分にして薄く広げた生地に、400等分にして丸めた餡を乗せて、桃型に包む。この作業が私は結構楽しくて、至福な時だったりする。

食用色素等(分量外)で薄く色を付けてから霧吹きをして、1時間ほど発酵させる。
発酵させてる間に他の料理を作る。

今日のメニューは麻婆豆腐・海老点心・小籠包・中華ちまき・胡椒餅(フージャオピン)棒棒?(バンバンジー)青椒肉絲(チンジャオロース)・焼餃子・乾燒蝦仁(エビチリ)・酸辣湯・杏仁豆腐・芒果布丁(マンゴープリン)、それにももまんである。

かなりの品数だが、私にとってはどうってことない。これより多い満漢全席を一人で作ったことあったからね。ただ……コンロが2つだと捌ききれないので、あの手を使う。

私はキッチンのガスコンロ横にある部屋の扉を開く。その部屋にあったのはガスコンロ46個。ただそれだけである。
そう。この部屋は「ガスコンロ部屋」である。
この部屋は当初はなかったが、依頼報酬でタダで増設してもらったのだ。

因みに、それと同じく依頼報酬で「燻製部屋」と「石窯」と「冷蔵庫部屋」と「発酵部屋」も増設してもらった。
今回は「発酵部屋」と「ガスコンロ部屋」を駆使して夕食を作ろうと思う。さて、ここからが本番だよ……。

1時間半後、全てが完成し、夕食となった。
ただ……あまりにも作り過ぎてしまった為、とてもじゃないが3人で食べきれる気がしない。

なので、理子・白雪・武藤・不知火・文ちゃん・蘭豹・綴・ゆとり先生も呼んだ。
そして、皆で私が作った満漢全席に舌鼓を打ったのであった。

余談だが、アリアは1人でももまんを100個食べていた光景に皆がドン引きしたのは今日ここだけの話である。

続くんだよ。
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