第八十六話 台風大国
[8]前話 [2]次話
第八十六話 台風大国
台風についてオーストラリアも思いました。
「日本名物でごわすな」
「そんな名物いりません」
日本はオーストラリアにはっきりと答えました、勿論オーストラリアも即位の儀に上司の人と一緒に参列しています。
「地震もですが」
「それはおいどんもでごわす」
「ではわかりますね」
「それでもこんな時もでごわすか」
「正直困っています」
他ならぬ日本が最もです。
「折角の時だというのに」
「迷惑な話でごわすな」
「何とかそれて欲しいですが」
こうも思うのでした。
「それでもですね」
「どうなるかでごわすな」
「せめて弱まってくれれば」
台風、それがです。
「切実に思います」
「台風の中の儀はどうもでごわすな」
「信長さんでないのですから」
信長さんは雨男でした、それで日本はこの人のことも思い出したのです。瞬く間に天下人になったこの人のことを。
第八十六話 完
2019・10・24
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ