第八十五話 大雨
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第八十五話 大雨
お話は少し遡ります。即位の儀を前にしてお天気はといいますと。
「台風きてるんだね」
「そうだな」
イタリアもドイツも参列しています、ですがお天気を聞いてそのうえで二国共暗いお顔になっています。
「またしてもな」
「日本今年も台風多いよね」
「災害に悩まされる国だからな」
これが日本の泣きどころでしょうか。
「そこは仕方ない」
「今台風が来ても」
「確かに折角の即位の儀だがな」
その日だけれど、というのです。
「来るものは来る」
「俺達だけ来るならいいのにね」
「全くだ、だが」
ここでドイツは思うことがありました、その思うことはといいますと。
「俺達の上司の一番偉い人はな」
「あっ、皇帝や王様でなくなってね」
「大統領はな」
「こうした時何か寂しいんだよね」
今になって思うことでしょうか、ドイツもイタリアも共和国になっているのでこのことは残念に思うのでした。
第八十五話 完
2019・10・24
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