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八条学園騒動記
第五百三十四話 宇宙の旅その十

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「だからな」
「純血の神様か」
「そうした外見でも」
「神は人の姿をしておるとは限らんな」
 そもそもというのだ。
「そうであろう」
「ああ、中南米の神様とかな」
「人の姿してない神様多いね」
「エジプトの神様だってな」
「頭が動物だったりするし」
「それを見ればわかるであろう」
 連合で信仰されているそうした神々をというのだ。
「神といってもじゃ」
「色々な姿の神様がいる」
「人間の姿とは限らないんだね」
「だからラドンも神様か」
「実はそうなんだね」
「うむ、あとギリシアの神々じゃが」
 博士は彼等の話もした。
「実は巨人じゃよ」
「あっ、そうだよな」
 ライゾウは言われてその通りだと博士に応えた。
「ティターン神がそうでな」
「巨神と言われるな」
「ゼウス達はその神々の子であるな」
「ティターン神の長クロノスの息子だったな」
「その兄弟達もな」
 男兄弟はポセイドンとハーデス、姉妹はヘスティア、デメテル、ヘラでありこの六人が最初のオリンポスの神々だったのだ。
「そうであるからな」
「実はか」
「オリンポスの神々もじゃ」
「巨人か」
「それとじゃ」
 博士はライゾウ達にさらに話した。
「北欧もケルトもじゃ」
「ああ、北欧の神様も」
 今度はタロが応えた。
「実はね」
「そうであるな」
「巨人から誕生してるから」
「そして巨人と結婚することもあるな」
「元巨人族の神様もいるね」
 海の神エーギルや神々のトリックスターであるロキがそうである。
「そうだね」
「そこを見てもわかるであろう」
「北欧の神々もだね」
「巨人族じゃ、そしてじゃ」
 博士はさらに話した。
「連合に入っているがケルトの神々もじゃ」
「ああ、何かよく見たらな」
「こっちの神々もそうだね」
「滅茶苦茶大きな武器使ったりな」
「やっぱり巨人族から入った神様もいるし」
「そうじゃ、だからな」
 それでというのだ。
「エウロパの神々は実はな」
「巨人か」
「そうなんだね」
「じゃあ怪物ともな」
「あまり変わらないかもね」
「巨人を怪物と考えるとそうじゃ」
 そうなるとだ、博士も述べた。
「まあ大きさは変えられるがな」
「ギリシアや北欧の神様は」
「元々は巨人でも」
「だから人間と浮気したりもするか」
「ゼウス神にしても」
「そうじゃ、そしてな」
 博士は二匹にさらに話した。
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