第二百四十九話 ファンタジーならこの人
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第二百四十九話 ファンタジーならこの人
「おい、イギリス」
またフランスがイギリスの家に来ています。けれど今回は事情がいつもとは少し違うようです。
「会議するってよ」
こう言いながらイギリスの部屋のドアをノックしているのです。
「会議だ会議」
さらにノックを続けます。
「いねえのか?・・・・・・んっ!?」
フランスはここで気付きました。扉が開いているのです。
「開いてるじゃねえか。なら」
その扉を開けて中を覗き込みます。
「イギリス、いるんだろ?」
覗き込んだ姿勢でイギリスを呼びます。
「おい無視するなよ。返事しろ」
言いながら部屋を見ます。するとそこには。
小さなユニコーンやレプラコーンにフェアリー達がいます。イギリスは自分の机で寝ています。その彼の周りに妖精達が集まっているのです。
「何だこりゃ」
「あっ、やばい」
「隠れろ」
妖精達はフランスに気付いて慌てて姿を消します。皆煙みたいに一瞬で姿を消しました。後に残っているのは寝てしまっているイギリスだけです。
「何なんだ今のは・・・・・・」
フランスも今自分が見たものを信じられなかったです。確かに妖精達がいました。けれどそれは本来ならいない筈なのに。いない筈のものを見てしまい唖然とするフランスなのでした。
第二百四十九話 完
2008・6・30
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