始動するヒグマ
[5/5]
[9]前 最初 [1]後書き
めェはもう用無しだ。あばよ」
そう言いながらルフィを突き落とす。
(部下は殺されたが上手く撤退できたな。奴のメンツも潰せた。奴を殺すと面倒ごとになる事を考えると、ここらが妥協点だろう)
ひとまず満足し帰ろうとしたその瞬間、後ろから海王類に襲われる。月歩を使い高速で上に避け、数十メートル上空から見下ろす。
すると高速で接近する赤髪の姿が見えた。
(赤髪が来たからには何も起こらなければ恐らくガキは死なない。それならばメンツを潰された俺の立場がない。赤髪には自分の実の安全かガキの命かを選んで貰うとするか)
海王類が襲うタイミングに合わせ覇気を込めた斬撃を赤髪に向けて飛ばす。斬撃を防げばルフィが海王類に殺され、海王類から守ろうとすれば防ぎきれず何らかの手傷を追うだろう。
恐らく自分の身の安全を取るだろう。そう考えていたヒグマ。しかしシャンクスはルフィを選んだ。
(情でも湧いたか?いや…あのツラは何かを確信してる…?)
こいつは今まで狩ってきた海の皇帝達とは少し違うかもしれない。海賊王となったゴールドロジャーと似た何かを感じ、次の海賊王はこいつになるかも知れない。そんな事を考えながらその場を後にする。
(東の海は荒れるかもしれん。住処を移すか)
「ふん。俺相手に喧嘩を吹っ掛けといて腕の一本で済んだ人間なんぞテメェぐらいなもんだぜ」
こうしてヒグマは住処を移し、ルフィはヒグマは死んだのだと勘違いをすることになる。皇帝となったルフィがヒグマと再会することになるのは遠い未来の話。
[9]前 最初 [1]後書き
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ