第三百八十二話 Maskedriderその八
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「食事のことは考えているか」
「あっ、それは」
つばさは食事、ここでは夕食の話をされてはっとなった。そうしてそのうえで理詰夢に対して述べた。
「まだ」
「考えていなかったか」
「すいません」
「謝ることはない、僕が考えてある」
「そうですか」
「こうした時に一番いいのは」
それはというと。
「カレーライスだ」
「カレーですか」
「そうだ、作りやすく食べやすく」
そしてというのだ。
「栄養もある」
「だからいいんですね」
「酒もいいが」
理詰夢はここでパイマンも見て話した。
「やはりカレーだ」
「カレーは酒に合わないである」
パイマンはこう言って困った顔を見せた。
「吾輩に飲むなと言うであるか」
「今夜はそれでいいんじゃないか」
理詰夢はパイマンに落ち着いた声で返した。
「別に」
「そう言うであるか」
「飲まなくても死なない」
「それはそうであるが」
「だが食べないと死ぬ」
こちらの問題はあるというのだ。
「だからだ」
「カレーを優先すべきであるか」
「チキンカレーにした」
そのカレーはというのだ。
「野菜も多く入れている」
「いいわね、カレーだとね」
真理もカレーと聞いて笑顔で言う。
「沢山食べられるしね」
「いいですね」
「私もそう思うわ」
真理は理詰夢に賛成だった。
「じゃあ今夜はね」
「カレーをですね」
「皆で食べましょう」
「それでは」
実際に訓練の後戦士達はガッチャマン達のアジトでカレーライスを食べた、だが乾はこの時にもだった。
カレーを必死に冷ましてから食べる、清音はそれを見て乾に尋ねた。
「あの、乾さんは」
「ああ、熱いのはな」
「カレーでもですか」
「駄目なんだよ」
こう言うのだった。
「どうしてもな」
「そうなんですか」
「だからな、こうしてな」
「冷ましてからですね」
「カレーも食うんだよ」
「そうですか」
「このカレーそんなに熱いかな」
場には菅山もいた、彼もカレーを食べている。
「別にね」
「これ位は普通ですが」
丈が食べてもだった。
「別に」
「そうだよね、本当に」
「だからそれは人それぞれだろ」
乾は二人にもこう言った。
「俺にとってはな」
「このカレーもだね」
「熱いんだよ」
「成程ね」
「だから冷やしてな」
そうしてというのだ。
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