第三百八十二話 Maskedriderその六
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「それでもね」
「人は少しでもですね」
「多いと」
「それだけ戦力になる」
「そうした戦いだから」
「では」
「俺達はここでね」
サポート要員としてというのだ。
「頑張ろうね」
「わかりました」
確かな声でだ、理詰夢は啓太郎に微笑んで答えた。
「では及ばずながら僕も」
「随分素直であるな」
「不思議とライダーの人達の言葉は聞ける」
理詰夢はパイマンに冷静な声で答えた。
「だからだ」
「それで、であるか」
「僕もこうしてだ」
「素直であるか」
「君が言う通りにな」
その様にというのだ。
「僕もライダーの人達にはだ」
「素直で、であるな」
「お話を聞ける」
「ライダーの人達ってどの人も凄い経験をしてきてるわね」
オーディーがこのことを指摘した。
「とんでもない戦いを多く経てきて」
「それが吾輩もわかるである」
「そうして重みもあるから」
経験で培ったそれがというのだ。
「それでなのでしょうね」
「そうであるな、そう言われると」
「リーダーもでしょ」
「うむ、ライダーの人達の言葉には重みがある」
パイマンは腕を組んで述べた。
「吾輩から見ても」
「そうよね」
「多くの辛い経験を経てきてな」
「人として大きくなったね」
「それを感じるである」
こうオーディーに話した。
「そう思ったである」
「そうよね、だからね」
「理詰夢もであるな」
「ライダーの人達には素直なのよ」
「そうであるな」
「それにスサノオとの戦いは」
今の自分達の戦いはというのだ。
「何といってもね」
「ライダーの人達が専門であるな」
「だからね」
それでというのだ。
「啓太郎さん達の言うことは聞いて」
「そしてであるな」
「戦っていかないと」
「負けるであるな」
「そうなるわよ」
「そこまでじゃないけれど」
里奈がオーディーの言葉にこう言ってきた。
「やっぱり私達の方がね」
「スサノオのことをであるな」
「オルフェノク達のこともね」
今の敵である彼等のこともというのだ。
「知ってるから」
「だからであるな」
「お話聞いてもらったら」
それでというのだ。
「有り難いわ」
「というよりかです」
つばさは里奈に真剣な顔で答えた。
「お話をどんどんしてもらわないと」
「駄目だっていうのね」
「はい、私達にとっては」
こう言うのだった。
「本当に」
「そこまで言われるなんて」
それこそとだ、里奈も驚いて言った。
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