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八条学園騒動記
第五百三十二話 有り得ない政府その四

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「それで皇后の専横を許し」
「そこから国が乱れたのですね」
「そうなったので」
 だからだというのだ。
「主権者が愚かということは」
「よくないですね」
「そして民主政治の主権者は」 
 それはというと。
「市民ですね」
「即ち選挙民ですね」
「二十一世紀の韓国の様に」
「市民が軽率ですと」
「西晋と同じ結果になりかねないですね」
「実際韓国は大変なことになりましたね」
 二十一世紀のこの国のことはマリアも知っていて話す。
「そうでしたね」
「大統領を弾劾して」
「その大統領を罷免してでしたね」
「あらためて選挙を行いましたが」
 大統領選をというのだ。
「その大統領が極端に北朝鮮寄りで」
「北朝鮮と結託している位で」
「そして日本を無闇に挑発して」
 当時最大の関係国だったこの国をだったのだ。
「関係は悪化し外交と内政で失態を繰り返し」
「韓国は大変なことになりましたね」
「それを見ますと」
 韓国のその状況をだ。
「民主政治も同じです」
「主権者が賢明であることですね」
「はい、ですから」
「政治はですね」
「よく見ることです」
「政治家とですね」
「そして状況を」
 その国の現状と未来をというのだ。
「そうしてです」
「投票すべきですね」
「そこを間違えますと」
「ハサンの様になりますね」
「そうなります、ナベツーラ派は酷かったです」
 あまりにも腐敗していたとだ、トラップはマリアに話した。
「私利私欲しかなく」
「国のことは考えていなかったのですね」
「その結果です」 
 まさにというのだ。
「オムダーマン軍に敗れて」
「そうしてですね」
「そしてです」
 それにというのだ。
「滅亡したと今回お話していますが」
「気をつけるべきですね」
「全く以て」
 実際にというのだ。
「それが結果として安定した豊かな社会も築くのですから」
「今の連合の様な」
「そうですね、そうであれば」
「このお池の様なものも見られます」
「その通りですね」
「博物館等もですから」
「安定した豊かな暮らしであれば」
 そうであればというのだ。
「充実します」
「そうですね」
「そうしたことも思いました、しかしこの鯉達は」
 池の中で穏やかに泳いでいる彼等はというと。
「実にです」
「奇麗ですね」
「泳ぐ宝石という言葉は」
「その通りですね」
「そう思います」
 実際にというのだ。
「まことに」
「そして亀達も」
 彼等も見て言うのだった。
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