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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth25-B圧倒的暴力と超絶的暴力〜Adversa Virtute RepellO〜
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い。そんな暗い空気を払しょくするためとは言わないが、

「それでですね、先ほどの計画についてなんですが・・・。少しばかり変更があるのですが・・・」

「オーディン先生の立案した計画です。お好きなようになさってください。ダールグリュン帝とイクスヴェリア陛下も、オーディン先生にお任せするとの事です。それで変更との事ですが、何を変更なさるのでしょうか。あ、兵力増員に関しては時間がかかりますが可能ですよ」

「聖王家に忠誠を誓いし近衛騎士団、中でもオリヴィエ様に身命を捧げた我らズィルバーン・ローゼ隊も参戦します。もちろん将の私もです。ゼフォンには後れを取りましたけど、イリュリア騎士には絶対負けませんッ!」

「それは心強いな。戦力が増えるのはとても嬉しい。けどそれとはまた別なんだ騎士リサ。オリヴィエ王女殿下。詳細は他の代表の方々の前でお話ししたいと思います。よろしいでしょうか?」

「もちろんです」

というわけで、8ヵ国の代表が集い話し合う議会場へ。思念通話でアギト達を呼び出し、アウストラシアの騎士たちは代表らを呼びに行く。先に到着した私たちは席に着き、そして遅れて来た代表らに計画の変更の詳細を伝える。内容が内容だけにかなり論戦になるかもしれないと覚悟していたが、

「――よかろう。エテメンアンキの攻略の起点はお主だ。必要なモノがあるなら揃えるまで。お主らもそうだろう? 魔神の力で、今日、我らはイリュリアを相手に勝利を手にする事になるのだ。その魔神が必要なモノがあるというのであれば、用意してやるのは我らの責務だろう」

ダールグリュン帝の言葉は正に鶴の一声。シュヴァーベン第三王女ドルテ、ヴィンランド第四王女コルネリエ、ヘルウェティア第六王子アルフォンスも、私の計画変更に乗ってくれた。イクスヴェリアとヴィンツェンツも「構いません」と承諾。
もちろんクラウスも「オーディンさんの頼みとあれば、シュトゥラは全面協力です」と承諾。しかし、オリヴィエと兄殿下リナルドは少々苦い表情を見せている。ガレアの王子ヴィンツェンツが「どうかなさいましたか?」と尋ねる。

「・・・聖王家直下の生命すべて、父・聖王シャルルマーニュ陛下と第一王子ロランお兄様のモノ。王族とは言え、王位継承権第十四位の私オリヴィエ、第三位リナルドお兄様ですらも自由に出来ないのです」

「そういうわけですので、騎士オーディンの提案には応じる事が出来ません」

「いえ。元より無茶なお願いでしたので、こちらこそ申しわけありません」

アウストラシアはダメだったが他の国からは承諾を得た。これで問題はクリアだろう。で、次の問題だが「どの国、どの地域で魔神の力を発動させるかだが」ダールグリュン帝が代表らに語りかける。これには誰もが渋る。下手をすればカレドヴルフの集中砲火を受け
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