第三百八十一話 Gaccyamanその十二
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「宜しく」
「やっぱり数字は順番じゃないな」
「そういうものだから」
うつつは三原に答えた。
「宜しく」
「それじゃあね」
「戻ってきたのは先輩だけですか?」
つばさはうつつに他のメンバーのことを尋ねた。
「他の人達は」
「まだ戻ってきていないわ」
「そうですか」
「ええ、まだね」
「パトロールとですね」
「繭乃君は総理と一緒だから」
「総理の護衛で」
「そちらにいるから」
だからだというのだ。
「他の人達はね」
「これからですか」
「戻って来るから」
「わかりました」
「まあ皆戻って来るであろう」
パイマンはこのことは安心していた。
「待っていればいい」
「そうだよね、けれど何かね」
ここでゲルサドラが言ってきた。
「ライダーの人達が来てからね」
「どうしたであるか」
「変な感じがしない?」
こうパイマンに言うのだった。
「皆の気配が」
「そうであるか?」
「いい意味でだけれど」
こう前置きもした。
「皆気持ちが上向いて」
「そうしてであるか」
「今の状況を打開出来るってね」
「それは確かにあるな」
パイマンもその通りだと答えた。
「我々も」
「そうだよね、僕もね」
「ライダーの人達と会って話してであるな」
「これまで凄く辛い戦いだったけれど」
その戦いがというのだ。
「楽になって戦い自体にも」
「勝てるとであるな」
「思えてきたよ」
「それはね、君達は彼等のことを知らなかったからだよ」
木場がゲルサドラに話した。
「だからだよ」
「それで、ですか」
「けれど俺達は知っているからな」
今戦っているオルフェノク達のことをというのだ。
「それもよくね」
「だからですか」
「後でオルフェノクのデータも」
それもというのだ。
「渡すから」
「そうしてくれますか」
「だからね」
それでというのだ。
「安心してね」
「それじゃあ」
「うん、敵を知るとね」
「その分有利に戦えますね」
「そのことが大きいから」
だからだというのだ。
「後で読んでね」
「そうさせてもらいます」
「そういうことでね」
「そういえば」
鈴木も言ってきた。
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