第三百八十一話 Gaccyamanその七
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「宇宙人が関わる世界もな」
「そういう君も宇宙人じゃないかな」
草加はパイマンに対して声をかけた。
「そもそも」
「うむ、そうであるな」
パイマンも言われて納得した。
「だから宇宙人が総理大臣になってもであるな」
「そちらの世界でのことだ」
「納得出来るであるか」
「俺達としてはな」
「そうであるか」
「別に宇宙人が総理大臣でもな」
「問題ないであるか」
「俺達にとってはな」
その世界がそうした世界であるだけのことだとだ、草加はパイマンに対して極めて冷静に答えた。それだけだった。
そしてだ、こうも言ったのだった。
「だから総理大臣が仲間にいてもな」
「驚かないであるか」
「この門の意味がわかった」
実に簡潔に述べた。
「それだけだ」
「そうであるか」
「だが大きな意味があるな」
「うむ、前と今の総理大臣がである」
「共に関わっているからか」
「おそらくこの門であろう、我々の戦いは日本政府もバックアップしてくれている」
そうした状況だというのだ。
「オルフェノクとの戦闘のことは内密であるが」
「それでもか」
「支援は受けているである」
日本政府からのそれはというのだ。
「そうして戦っているである」
「成程な」
「お陰で助かっているっす」
はじめがまた言ってきた。
「そして今度ライダーの皆さんも来てくれるっす」
「そうなるんだな」
今度は三原が答えた。
「今度の世界は政府も協力してくれるか」
「そうした世界ということね、じゃあ」
沙耶は三原に応えた、そしてだった。
はじめは門を開けてそうして彼女を先頭にして門を潜った、そこから先に入った先はライダー達の世界と同じ現代日本だった。
だがその街を見て海堂は言った。
「やっぱり何かとな」
「違うであるか」
「ああ、細かいところがな」
こうパイマンに答えた。
「やっぱり違うな」
「そこが世界の違いであるな」
「そうなるな」
「実は吾輩達も思ったである」
まさにとだ、パイマンも答えた。
「諸君等の日本は吾輩達の日本と違うであるとな」
「そう思ったよな」
「そうである」
その通りだというのだ。
「まさに」
「やっぱりな、どの世界もな」
「日本は日本でもあるな」
「世界が違うとな」
「細かいところが違うであるな」
「ここはあんた達の世界なんだよ」
海堂はパイマンに対して告げた。
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