暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第67話 第二ラウンド開始!
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子にこう言っているようなものだ。私がいたせいであの人は死んだって。あの人はボロボロになって死んだけど、それは貴方の為だから私という重みを背負って生きてくれ、と。

 冗談を言うな。

 そんなの。私が死んだ理由をあの子のせいにしてしまう。私をそんな風にした意味を一生覚えておいてねって。

 私が願うはただ一つ。あの子に私の死という影を背負わせたくない。だからこそ、あの子に私に関する記憶封鎖を行って欲しい。
 尽くすだけで、誰かの側に居れるなんて、私は最初から思っていない」

「それは……」

 驚いたような、戸惑うような声が聞こえる。だからこそ私は。

「あの子を、あの人を心から愛したから。対等で居たいと願った。コレは私の我儘だ、そして、潰えたと思ったものが続いていた。私はそれで満足だ」

 そばにいるという報酬の重さを、私は知っている。そして、それがどれ程のものなのかを。

 だから、コレでいい……私はここで―――

「―――ならば、私がここで貴女を(すく)っても、問題は無いわけだ。コレは私の我儘なのだから」

「……そう、なる……ね」

「これから貴女に酷い事をする。いずれきっと私を恨むだろう、憎むだろう。
 それでも私は貴女を(すく)いたいと思った。初めてあったあの日から、私は貴女をこんなにも気に入ってしまった。だから―――

 我らが住まう領域へ、貴女を攫いましょう」

 ――――――――


――sideティアナ――

 はぁ……状況は最悪、エリオとキャロは召喚士の女の子と戦闘してる。私はスバルと2対3で戦闘。しかし、その最中に突然苦しみだしたと思ったら。スバルをふっ飛ばして、私は2対1、スバルはタイマン……。

 最悪すぎて笑えないわコレ。

 目の前の相手、無理して1人で相手する必要はないわ。足止めして削りながら、それぞれ対処。それでも十分、市街地と中央本部は守れる。そう考えて足止めを優先していたし、向こうも不自然なほどやる気が無いように見えていた……のに。

 今では力任せに射撃してくるわ、二本の剣で切り込んでくるわ。間違いなく何かあったわね。

 それ以上に……。

「ああああああああぁああああ!!」

 苦しそうにしているのが、見ていて辛い。スバル達と連絡を取ろうにも、通信は繋がらない……ならば。

「クロス・ミラージュ。行くわよ」

『Yes sir.』

 クロス・ミラージュの了解の声と共に、3発、小気味の良い音を鳴らせてロードさせる。

 ここで足止めするだけでも別に構わない。だけど……あんなに苦しんでる声を聞いて助けないのは、間違ってるわよね。

 それに……。さっきまで中継されてた響だって、きっとフェイトさんが助
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