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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第65話 空で煌めく雷光
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呼んだほうが良いか?」
「どちらでも。チンク……でよかったよね?」
「あぁ、私の名だ」
ノーヴェと同じ青いエアライナーを起動して、空に佇むギンガと相対する。ドクターからの命令は、ギンガとその妹。そして、プロジェクトFの子供を捕らえること。だが―――
「チンク。1つ聞いても良いかしら?」
「あぁ、構わない」
「なぜ、貴方が響を助けたの?」
短く問われたその質問に、一瞬言葉が詰まる。
偶々だ、そう答えようと思ったのにそれを言うことができなかった。その代わりに。
「……それは私に勝ってから聞くことだ」
12本のナイフを展開し、何時でも放てるように固定する。
「……分かった。私が勝ったらちゃんと聞かせてね?」
「あぁ、約束しよう。往くぞギンガ! IS発動!ランブルデトネイター!!」
勝っても負けても、その頃にはきっと答えは出るだろうから。今は役目を果たそうではないか!
――sideギンガ――
12本のナイフが投合……いや、射出されるのを、弾道を見切って回避。そのうちの何本かは私の直ぐ側で爆発される。
だけど。全身にバリアを張りそれを回避。コレは前に戦った時に見ていたことだ!
ウィングロードの展開数を増やして、チンクへと至るルートを絞らせないようにする。ブリッツの高速移動と撹乱を加えながら、チンクの乗っているガジェット目掛けて、踏み込んで!
「悪いなギンガ。ナイフだけ、と思うな」
リボルバーナックルの一撃が当たる直前に、ガジェットを簡単に乗り捨てた。何故? と考えるよりも先に。乗り捨てられたガジェットが淡く輝きだして―――
「IS発動、ランブルデトネイター」
瞬間、目の前で閃光が瞬いた。
だけど!
『Tri Shield!』
カートリッジを使用して、強度を高めた盾を展開し、コレを防ぐ。
なるほど、鉄というか、爆発できるものはナイフだけではないと、そういうことね。
再び距離が開く。こちらはウィングロードの上に、チンクは道路の上に立って、互いを見る。
何というか、こんな時に不謹慎だけど……頬が緩んでしまう。チンクとの勝負はシンプルで分かりやすい。近づけば私の、離れればチンクの領域。一撃、二撃で勝負が決するわけではないけれど。それでも分かりやすいんだ。
「……ギンガ。お前たちがこちら側にいたら、良い姉妹になれていたのかもな」
「それは違うよチンク。まだ私達はやり直せる筈よ。人を救おうとした貴女と、助けようとしたあの2人も、まだ!」
「……そうか。だがな、私達にもやらねばならぬ事がある。それが人に仇なす行為であってもだ」
静かにチンクが右腕を上げると、背後に
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