第三百七十九話 神の祝福その二
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「それは」
「種族が違うだけですか」
「ああ、本当にな」
「だからですか」
「そうしたことは気にしなくていいからな」
特にというのだ。
「本当にな」
「そうしたものなんですね」
「そうだよ、俺だって半分だしな」
ろくろは笑って自分のことも話した。
「山羊だっているしドラゴンだってな」
「そうですか」
「他にも色々な人がいるさ」
「まあ別に気にすることはないぞ」
クーベルが友奈に笑って話した。
「わらわからも言うぞ」
「そうなんですね」
「仮面ライダーの人達のことも聞いておるじゃろ」
「オルフェノクだったりアンデットだったり」
「アギトだったり半分ファンガイアだったりのう」
「本当に色々だから」
「全く気にすることはない、姿形がどうであってもな」
それでもというのだ。
「心が人間なら人間じゃ」
「そういうことですね。けれど」
ここで友奈はあることに気付いた、そしてそのことについても言うのだった。
「逆に人間の姿形でも」
「そう、心が化けものなら」
綾火が友奈に答えた。
「それはもう化けもの」
「そうなりますね」
「私達はそうした存在も見てきたから」
「この世界ではそうした相手はいない様だけれど」
ヒメアは暗い顔で話した。
「中にはね」
「そうした化けものもいて」
「戦わないといけないから」
「そうですか」
「そうした存在と戦う時は」
ヒメアは友奈にさらに話した。
「モンスターと戦う時とは別の覚悟が必要だから」
「その時もですね」
「わかっておいてね」
「はい」
確かな声と顔でだ、友奈はヒメアの言葉に頷いた、そのうえで多くの戦士達と話をして親睦を深めていったが。
彼等にうどんもご馳走した、そのうどんを食べてそれで桃子は言った。
「流石讃岐うどんね」
「美味しいですね」
「コシが凄いな」
「おつゆもいい感じよ」
犬神、猿神、雉神も同意しつつそのうどんを食べている。そのうえでの言葉だ。
「本当に美味しいわね」
「うどんは摂津や筑前も有名だけれどな」
「讃岐もそうですしね」
「これなら何杯でも食べられるわ」
「はい、ここはお腹一杯食べて」
「その後の訓練も頑張りましょう」
調と歌も話しつつうどんを食べている。
「きつねもたぬきも」
「若布も山菜も」
「というかこのお店うどんの種類多いな」
「そうだよね」
青髪は土御門の言葉に頷きつつ月見うどんを食べている、土御門は山かけだ。
「力うどんもあるし」
「肉うどんもあるぜよ」
「ここにいる間におうどん制覇出来るかな」
シンクは本気で狙っている。
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