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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第三百七十八話 困難に打ち勝つその十五

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 モンスタ−の数もだ、遂にだった。
「減ってきたわね」
「そうね」
 樹は風の言葉に頷いた。
「何かね」
「目に見えてね」
「減ってきたけれど」
「尽きてきたのかしら」
「今の時点ではね」 
 ガイが答えた。
「そうなってきたんだよ」
「それならですか」
「あと少しですか」
「今回の戦いはね」
 まさにというのだ。
「そうだよ」
「あと少しですか」
「今出ているモンスターを倒せば」
「それでだよ」
 こう二人に言うのだった。
「終わるから」
「それじゃあですね」
「あともう一踏ん張りですね」
「もうかなり疲れてきましたけれど」
「あと少しですね」
「そう、あと少しで終わるから」
 ガイも実はかなりの疲労を感じている、だがそれでもだ。
 それを隠してだ、二人の少女に答えた。
「頑張っていこうね」
「はい、そうさせてもらいます」
「あと少しですから」
「残っているモンスター達も」
「全部倒します」
「その意気だよ、やっていこうね最後まで」
「ただ。満開にはならないことだ」
 ライはその手の鞭でモンスターを一体倒してから言った。
「今はな」
「あと少しでもですか」
「モンスターの数が減っていても」
「君達の満開は多くの体力を使う」
 強力であることは事実でもというのだ。
「一気に残るのモンスター達を倒せるが」
「それでもですか」
「今は使うべきでないですか」
「その後若しスサノオと戦いになるとな」
 その時にというのだ。
「戦えないからな」
「だからですね」
「今は」
「満開にならないことだ」
「切り札は切るべき時に使うものだよ」
 ガイも角でモンスターを倒しつつ話した。
「何時でも使うべきじゃないのはね」
「よくわかっておくことですね」
「本当に」
「そうだよ、じゃあこのままね」
 今はというのだ。
「戦っていこうね」
「そうさせてもらいます」
「今は」
「そういうことでね」
 こう言ってだった、ガイは実際に無闇に力を出さずこれまで通り戦っていった。それはライも同じだった。
 そして最後のモンスターが龍騎に倒された時にだった、声が聞こえてきた。
「今回もいいものを見せてもらった」
「この声は」
「ああ、スサノオの声なのはな」
「知っています」
 友奈は龍騎に答えた。
「私も」
「俺達がここに来る直線に聞いてな」
「そうでした」
 こう言うのだった。
「先生が皆さんの世界に行かれました」
「そうだよな、だからな」
「私達も知っていました」 
 今の声がスサノオのものであることをだ。
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