暁 〜小説投稿サイト〜
悪人達がサキュバスに転生しましたが、容姿が見た事のあるキャラばかりでした
もとテロリストは、とあるズボラな教師となる
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吃驚した。
凄く吃驚したよ。
ダンジョンの探索から、無事に帰ってきた3人。
だけど、スヤリスが全身血塗れ。
大怪我!?と心配したのに、返り血だったとは…。
まあ、無事で良かった。

「…それで、私の前に置かれた魔物の死体は何?」

「食べられるか、鑑定して欲しい。」

アイズの言葉に耳を疑った。
これを食べる!?
確かに、ダンジョンで肉を確保するとしたら、魔物しかない。
食べるのに勇気が要りそうだが…。
とりあえず、鑑定しよう。
私のチート能力は、錬金術の力。
鑑定は、おまけみたいなもの。
素材として使えるか判断する為に。
今の状態だと、私は足手まとい。
素材や錬金術に必要な器具がないと、何も出来ないのだ。

======================
ヘルハウンド
種族:魔犬 状態:死亡 ランク:C
食べられる肉(美味しい)
錬金術と防具の素材
======================

食べられる上に、美味しいとは…。
アイズに大丈夫と伝える。
素材に使えるのは、牙や皮?
解体して、取っておくべきだね。
しまった。
解体する道具もない。

「誰か、短剣作れる人いる?」

「俺が出来るよ。」

クロエが挙手した。
悪いけど、解体してもらおう。
サキュバスの魔力で作る武器は、自分しか使えない。
作った本人の手から離れると、魔力が霧散して、武器が無くなるのだ。

「教えるから、解体してね。」

「解体かー、了解。」

「この部分を真っ直ぐ斬って、次はそこを斜めに。」

「えーと、こう?」

「うん、上手だよ。」

解体するのも、教えるのも慣れている。
私はテロリストだった。
なんといいますか、家族全員がテロリスト。
森に潜み、機会があれば、破壊活動。
食糧は自給自足で、小動物を捕まえて食べていた。
そのおかげである。

「解体終わり、ばっちりだよ。ありがとう。」

「こっちも貴重な体験できて、面白かったよ。」

転生前は何をしていたか知らないけど、クロエには才能がある。
初めてなのに、綺麗に解体できている。
今度から解体は、全て彼女に任せよう。
肉を食堂に運んで、牙や皮は部屋の隅に片付けた。

「ううー、血でベトベト。」

「温泉できてるぞ。こっちだ。」

真っ赤に染まったスヤリスを、涼子が連れて行く。
温泉か、いいなー。
私も一緒に入ろう。

「私も入るわ〜。」

「俺も。」

「同じく入る。」

どうやら、全員で入る事になりそうだ。
中層に移動して、温泉に到着。
見て言葉を失った。
広過ぎだ。
50人が入っても、まだ余裕がありそうな温泉。
泳げそう…しないけど。

「シ
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